まず高層階に出店する焼肉店では、その顧客層や店舗コンセプトから「煙」や「臭い」などの店内環境に対して非常にシビアな対応をしなければなりません。同時に他のテナントも同様の顧客層や店舗コンセプトであることが多いため、店外に「煙」や「臭い」が漏れてしまうようなことは絶対に許されません。

東産業では店内環境を最優先することとなる高層階のお店では、高性能の無煙ロースターをご提案し、実際にそのほとんどで採用していただいております。また、高層階はガス器具の規制基準があるので、消防法に則ったガス器具や設備の整備が必要となり、当然そこも考慮します。
ガス器具が使えない場合は電気のロースターをご提案することもあります。

また、高層階の店舗は店内環境と共に、デザイン性に富んだ高付加価値店を目指している場合が多いです。
そのため、設備に関しても基本的にはデザインを重視した無煙ロースターを、ダクトルートや空調・給排気計画もデザインを活かせる様な計画でご提案いたします。そしてデザインを重視した設備施工となる場合、天井内に全てを納めることが多くなります。
その際、天井内など納まりが厳しくなり、設備不良を起こすこともあるので、初期の内装デザイン・設計の段階から計画に参加し、デザイン・設備双方を活かすような、天井内設備の一括施工で対応させていただくことが多いです。

その他、店内環境やデザイン性を求められる高層階の店舗では、店内の清潔さを保つために日々の清掃を徹底しています。
東産業では「設備の性能が発揮され続けることで、より清潔さを保つことができる」という定期メンテナンスの重要性をご説明し、ご理解をいただいています。同時に、メンテナンスや清掃をしやすいように、予め天井や床に点検口を設置しておくなど、計画の初期段階から参加しているメリットを最大限活かしたご提案をしています。